人口100万人以上の国のみを対象に、まず健康度を採点し、ついで健康リスク分を控除した。
健康度については、平均余命や死因、年齢別死亡率その他のデータが考慮された。健康リスクについては、青年層の喫煙率、コレステロール値や血圧が高い人の割合、ワクチンの普及度、肥満症者、HIV感染者、環境汚染度その他の健康に有害な要因が考慮された。
シンガポールは89.45%という評価を得て首位。次点は 89.07%のイタリア、3位は88.33%の豪州。
トップ10にはほかにスイス(88.29%)、日本(86.83%)、イスラエル(85.97%)以下。スペイン、オランダ、スウェーデン、ドイツが入った。
英国は21位(76.84%)、米国は33位(66.84%)。
ロシアは26.44%で、145カ国中97位。
ランキングでは戦争による死亡は考慮されなかったため、上位半分にシリア、リビアなどの国も入っている。
下位に名を連ねるのはアフリカだ。最下位から順に、スワジランド(0.26%)、レソト(0.37%)、コンゴ民主共和国(0.97%)となっている。
インディペンデント紙は世界経済フォーラムの声明を引きつつ、「健康」の解釈はそれぞれだ、としている。もし「あと何年生きられるかの予測」でなく「生活の質」を意味するなら、収入は少なくても人生への満足度が高い国が上位に入るだろう。
たとえばブルームバーグのランキングではチャドが142位にランクされているが、別の調査では、この国は最も健康な食生活の国である。