スプートニク:イランは「イスラム国(IS)」撃滅を目指したシリアにおけるロシア軍の軍事作戦を支持しているのか。
「ロシアは本気で参戦し、シリアにおけるテロリズムに終止符を打つ決定を下した。イランはもちろんロシアの行動を歓迎している。イランはテロとの戦いについて、ロシア政府とロシア国民を支援する。ロシアの作戦は正しく、必要な戦略だと思う。今テロとの戦いを開始しなければ、明日にはロシアがテロの脅威に直面することになるのだ」
スプートニク:西側マスメディアがイラン、ロシア、シリア、イエメンに対して仕掛けた情報戦争にロシアとイランはどう立ち向かうべきか?
「西側マスメディアはシリア政府とシリア国民、さらにはほかの地域諸国の国民の意識に最大限の影響を与えるよう努めている。ISという現象を作り、育てた者、地域におけるテロリズムを創り出し、加熱させている者には、それ以外のものは期待できない。西側マスメディアは、イランとロシアのテロ対策は現実的でも効果的でもないと証明しようとしており、ロシア国民に対して、このような作戦は効果も意味もないという視点を植え付けようとしており、そのために大量の資金を投じている。ロシアとイランは反西側の心理・情報戦争を行うためにリソースを拡大する必要がある」
スプートニク:イランはどのような条件のもとでなら、イラクまたはシリアの軍事作戦に直接参加させるために兵を動員するか?
「戦略的な意味合いでは、現時点でイラン軍をシリアないしイラクの地上戦に参加させる必要はない。しかしもしシリア政府から要請があれば、検討する」
スプートニク:ロシアの地対空ミサイルシステムS-300のイランへの供給について一言。
「幸い、イランとロシアの軍事協力はここ最近で格段に前進した。ごく近い将来S-300の供給に関する合意がロシアとイランの間で実現することを願う」