ミルレル社長は記者団に対し、次のように述べた―
「モスクワ時間午前10時の時点でウクライナの『ナフトガス』は、先に支払われた量のロシア産ガスをすべて放出した。新たな前払いは、届いていない。『ナフトガス』側からのガス供給の求めもない。そうしたことから、ガスの供給は、ウクライナ側から新たな支払金が届くまで停止される。
同時に、深刻な寒さがやって来る以前にもう、ウクライナは、地下保管所からのガスの積極的な抜き取りを始めたが、それでも不足分には十分ではない。
ロシア産ガスの買付け拒否は、冬を前に、ウクライナ経由での欧州向けガスの安定的供給にとって、またウクライナの消費者とって、深刻なリスクをもたらすだろう。」