これは、日本にとって初のジェット旅客機であるばかりでなく、半世紀ぶりの国産旅客機であるMRJにとって、三度目の試験飛行となった。これより前に日本で国産旅客機が生産されたのは、双発ターボプロップエンジン方式のYS11 で、1962年のことだった。
試験飛行は、これまで同様、好天の日に行われたが、計画によれば、今後は悪天候の日にも、試験飛行が実施される予定だ。来年春まで、日本国内で試験飛行が行われた後、米国でのテストも始まる。
そして再来年2017年の初めまでには、MRJは、運輸省の安全認可を受けるため、2500時間の飛行を行う必要がある。
現在までに三菱航空機は、様々なタイプのMRJ407機を受注している。注文主は、2017年にも、MRJを受け取る事ができる見込みだ。