財務相は、パリ連続テロ事件の準備などに費やされた資金は3万ユーロ未満だった、との見方を表した。
財務相によると、テロリストたちは、資金を「非常に少額ずつ」集め、即時決済カードなどを使って、テロを実行するにあたって必要なものの支払いを行った。なお、このような資金を監視するのは難しいという。
フランス財務相の情報機関「対資金洗浄情報課(Tracfin)」によると、テロリストらは、テロを実行する前の48時間以内に必要とした車のレンタル料や宿泊料の支払いに、このようなカードを使用した。
サパン財務相は、このようなカードの情報と、調査の他の要素を比較することができたら、テロ対策では、たとえ少額の資金だとしても、その監視がキーポイントとなる可能性があると指摘した。
フランスのメディアによると、当局は、Tracfinによるテロ容疑者の個人情報へのアクセスを簡素化する方針。