欧州 感染症にかかった難民であふれる恐れ

© AFP 2023 / Dimitar Dilkoff難民
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イタリア、そしてイタリアを経由して他の欧州諸国にも、難民によって前世紀に忘れ去られた感染症が運ばれる恐れがある。イタリアの通信社アンサ(ANSA)が伝えた。

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イタリア本土最南端の町の一つレッジョ・ディ・カラブリアの港に、ノルウェー沿岸警備隊の船が到着した。同船には、救助された中央アフリカからの難民906人(男性715人、女性168人(うち10人が妊婦)、子供23人)が乗っていた。うち難民6人にマラリアの疑いがあり、300人にかゆみの症状が出ている可能性がある。なおこれは、イタリアに到着する難民にはよくあることだという。

5月にもレッジョ・ディ・カラブリアの港に617人の難民が運ばれた。そのうちの人1からマラリアが検出され、50人にかゆみの症状がみられた。8月にはアフリカから同じくレッジョ・ディ・カラブリア港に1373人の難民が到着した。船倉には、航行中に死亡したエチオピア人の遺体が安置され、難民と一緒にイタリアまで運ばれた。

なおレッジョ・ディ・カラブリア港には、知事の指示により、イタリア非常事態省が提供した消毒用のテントが特別に設置され、衛生局が活動している。

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