伝えられたところによると、犠牲者の親族、活動家、先住民族のリーダーたちは、5年以上にわたって調査を開始するよう政府に求めてきたが、ハーパー前首相は調査を拒否した。
トルドー首相は、会議で次のように述べた-
「被害者には正義が必要だ。彼らの家族には、治癒と、(事件の真相を)知る機会が必要だ。我々は、この継続する悲劇に終止符を打つために、一緒に活動しなければならない」。
活動家のクローデット・コメンダ氏は、これは「歴史的出来事」だと強調し、先住民族たちの「声に耳が傾けられる時が訪れた」と指摘した。
ガーディアン紙によると、先住民族の女性がカナダの女性全体に占める割合はわずか4パーセントだが、先住民族の女性は、カナダで殺害された女性の16パーセントを占めている。なおイヌイット民族やメティス民族が暴力を受ける割合は、他の民族の3倍となっている。
カナダの与党・自由党は、先住民族殺害事件を調査するための2年計画プロジェクトに、4000万ドルを拠出すると約束した。プロジェクトは来年春に始動する見込み。