報道によればロエラ氏は「ダーイシュ」がメキシコの犯罪社会に属する麻薬を損ねたとして憤っており、「ダーイシュ」宛てに親書を送り、麻薬を損ねた「ダーイシュ」の行動は深刻な誤りと指摘。ロエラ氏は「ダーイシュ」がこの先も自分たちの「オペレーション(麻薬密輸)に関与し続けた場合、深刻な「発言」を行なうとして威嚇した。
ロエラ氏は2001年の逃亡以来、全米で消費されるコカインのほぼ全量を一手に握る有名な存在。ロエラ氏は刑務所の職員をはじめとする百人あまりを買収してきた。ロエラ氏の一大逃亡劇は最近では2015年、ロエラ氏が暮らす独房まで1500メートルもの直通のトンネルが掘られ、脱走の幇助が行なわれた。