中国、ダークマター観測用宇宙望遠鏡を打ち上げ

© 写真 : NASA Goddard Space Flight Center中国、ダークマター観測用宇宙望遠鏡を打ち上げ
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中国はダークマターの存在に関する絶対的な確証を得ることを目指し、宇宙望遠鏡を打ち上げた。新華社通信が報じた。

学者:地球の一日の長さが延びている - Sputnik 日本
学者:地球の一日の長さが延びている
打ち上げは木曜朝、西昌衛星発射センターから、長征2-Dロケットで行われた。

望遠鏡は高エネルギー粒子の方向や電荷を観測するため、高度500㎞の太陽同期軌道に投入される。地球に送られたデータを100人の研究チームが分析する。最初の報告が来年下半期になされる。
ダークマターは不可視の存在である。電磁波とは反応せず、いかなる放射線も吸収も反射もしない。重力効果のみによってその存在を知ることができる。

宇宙の全質量のうち通常の物質が占める割合はわずか4.9%で、ダークマターは26.8%を占める。ダークマターは相互作用をほとんど起こさない重たい粒子WIMP (weakly interacting massive particles)からなる可能性がある。

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