「我々は米国の経験に学ぶ用意だ。うまくいったら、フライト前の乗客の心理的負荷の軽減のため、同様のサービスを我々もとる」。必要な訓練を受けた犬を提供する可能性のある養犬センターの提案を空港は検討する用意がある、と同代表は強調した。
ドモジェドヴォには特殊なサイコセラピー犬は存在しない。しかし、その役割を、介助犬が部分的に果たしている。「空港には現在20匹余りの職員犬がいる。中にはマリノア、ジャーマンシェパードや、乗客に大人気のコッカースパニエルがいる。犬は人好きで、いつでも空港を訪れた人と喜んで交流する」という。
専門家によれば、乗客との恒常的接触のためには、犬は特定の個性を備えていなければならない。一番適しているのはレトリバーとラブラドールだという。そして、空港で犬を使ったサイコセラピーを行うのは簡単ではない。飲食コーナーに動物がいるのは望ましいことではない。毛に対するアレルギーを持つ人もいるし、犬が怖い人もいるのである。