同センターが北朝鮮テレビの映像を調査し、映像が、2014年5月に行なわれた前回のスカッドミサイル打ち上げの映像と新しい映像を無理に組み合わせたものに過ぎないことが分かった。
メリッサ・ハンナム上級分析官によれば、新たな映像を作るに際しては、ミサイルが破裂する場面が削除された、という。
また、分析の結果、北朝鮮のテレビで報道されている2つの映像は、同一のケースを映した2つの映像に過ぎない、ということが分かった。
「違う角度から撮られた映像なのだが、数発が相次いで発射されたという印象を与えるよう、編集されていた。しかし立て続けに映像を見比べれば、同一の事象であることが分かる」と専門家。
北朝鮮の映像が捏造であるとの見方を、先に韓国軍が示していた。
それによれば、実際には発射は失敗した。北朝鮮はまだ弾道ミサイルを搭載し、常時機動が可能な潜水艦を保有していない。
1月初頭、北朝鮮の朝鮮中央テレビの放送で、潜水艦発射式の弾道ミサイルの発射の映像が映された。ミサイルが水中から突き上がり、空に消えていく、というもの。昨年12月に行なわれたものだということだった。