北朝鮮、本気で隣国の肝を潰す

© REUTERS / KCNA北朝鮮、冗談抜きで隣国の肝を潰す
北朝鮮、冗談抜きで隣国の肝を潰す - Sputnik 日本
1月16日土曜、日米韓の高官の外交官らが東京で会合を開き、今月6日に水爆実験を成功させたと宣言した朝鮮民主主義人民共和国の周辺状況を話し合う。

韓国外務省の発表によれば、東京での会合では北朝鮮および地域協力に関連した措置と提案が検討される。 この中では北朝鮮に対する追加制裁の問題も取り上げられる可能性がある。

これに加えてテーマに挙げられそうなのが、 軍事協力の活発化だろう。日本の自衛隊と韓国軍の間の物資・技術保障および相互サービスについての合意締結問題が取り上げられる可能性もある。共同通信は、会談では日韓間で軍事的性格の情報交換の問題が討議される可能性もありえると報じている。この合意の締結は2012年、韓国が日本との機密情報の交換に同意しなかったことから先送りされてきた。2015年12月末、日韓が長年、懸案の問題であった第2次世界大戦中の「慰安婦問題」の解決で合意したことから、相互理解は高まり、共通の脅威を感じることでかえって両国の距離は狭まった。さらに言えば、日韓間の軋轢は長い間日米韓のトライアングル連合の強化を阻害してきた。

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ロシア議会上院(連邦会議)国際委員会のコンスタンチン・コサチョフ委員長は、朝鮮半島情勢はロシアにも懸念を呼んでいるとして、次のように語っている。

「核実験は、核大国はこれを一国も行っていないが、いかなるものも戦略核バランスを侵すものだ。こうした実験を北朝鮮という全く不透明で予測不可能な外交政策をとる一国だけが行う場合、それを取り巻く世界のリスクは倍増する。」

1月12日、北朝鮮は熱核弾頭の軍拡競争への参加を宣言した。その翌日、金正恩最高指導者は、水爆開発に関与した科学者、技術者、労働者らに自ら褒章を与え、その実験は北朝鮮軍の強さを見せつけ、「米国帝国およびその連合国の心臓に恐怖を植えつけた」と語った。正恩氏はより強力な熱核兵器の実験を行なうよう呼びかけた。

ロシア科学アカデミー極東研究所、朝鮮研究センターの専門家、コンスタンチン・アスモロフ氏は「北朝鮮が世界を脅かしている」というのは誇張だということができるとして、次のように語っている。

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「 北朝鮮のレトリックは1950年代を彷彿とさせるもので、国内のオーディエンスが国外のそれとは異なっていることをほとんど理解しておらず、北朝鮮は世界を脅かしている証拠としてこれを受け止めている。だがこれを分析すれば、それが『張子の虎』にも足りないことは明白だ。北朝鮮の軍隊はその兵員数で世界第4位であるといわれている。たしかにそうだ。だが、6位にはいっているのは韓国軍であり、その軍事予算は平均で北朝鮮の25倍だ。それに合同防衛についての条約もある。これによれば北朝鮮が攻撃した場合、米国は単にその反撃に加わるだけでなく、韓国軍は米軍に追従することになっている。しかも韓国は米軍の力を借りなくても海上、空中で圧倒的な優位を誇っている。それに金正恩氏の第1の目的が自分の体制の生き残りにあるという、よく使われるテーゼに立脚しても、核兵器を使って攻撃的な戦争を始めれば、これは直接的には政治的な自殺を意味する。これは戦略的課題を解決するものではなく、逆に核のタブーを犯す者に対して行なわれる報復はいかなるものも当然のものとう国際社会は受け止める。このため、核実験は北朝鮮の世界に対する脅威レベルを著しく押し上げたとはいえない。」

日本は今年5月のG7サミットで北朝鮮のミサイル核プログラム問題を議題に取り上げる構え。サミットの総括文書で安倍首相は北朝鮮の非核化要求を含めようとしている。

 

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