スルツキー委員長は、「現在、欧州評議会議員会議のアン・ブラッセル議長あてにロシア上下院議長の署名入りの書簡が送付されており、それにはロシア代表団の2016年度の全権が(通常より)遅れて照会されており、1月の会議には我々は出席しない旨が記されている」と語っている。
スルツキー委員長は、ロシアは平等な条件が付され、代表団の全ての全権が取り戻される保証を取り付けて初めて欧州評議会議員会議の場に戻ることができるとし、「セルゲイ・ナルィシキン下院議長が声明で表したように、我々はいかなる差別も受け付けず、ロシア代表団に対するいかなる制裁も受け入れない」と指摘した。
2015年末、欧州評議会議員会議はウクライナ情勢を理由にロシア代表団の発言権および法定機関での作業、選挙のモニタリングへの参加権を剥奪する決議を採択。同決議への報復としてロシア代表団は2015年末まで欧州評議会への参加を拒否していた。