サウジが核兵器を入手するのではないかとの見方は、それが仮説であったとしても、サウジには十分それを行える豊かな資金力がある事から、ケリー国務長官の関心を引いている。これについて、ケリー国務長官は「核拡散防止体制に違反するような事になれば、サウジは、自分達が思っても見なかったような辛い結果を招くことになるだろう」と指摘した。
ケリー長官は、次のように述べている―
「非常の多くの(好ましくない)結果を生む。大変深刻な『合併症』を伴うことになるだろう。サウジアラビアも、自分達が、より安全な状態に置かれるとは思っていないと信じる。核兵器を手に入れるのは、容易なことではないだろう。なぜなら、サウジ当局は、イランが核拡散防止体制を背景に経験したようなこと、つまり制裁や査察などのもとに置かれるからだ。」