豪州政府発表の潜水艦刷新にむけたテンダーには独仏日が参加。テンダーに挙げられているのはいずれも非原子力型潜水艦で、豪州の老朽化した「コリンズ」級潜水艦6隻に入れ替わる。豪州政府は8-12隻を発注の予定。
「オーストラリアン」紙は「米国の公式筋は公には発注国である豪州の選択問題において中立的立場を保っているが、非公開の場ではこのテンダーでの日本の勝利を希望すると語っている」と報じている。
「オーストラリアン」紙の判断では、米国が日本の「そうりゅう型潜水艦」を推す理由はいくつかある。第1には、米国は日本や豪州といったアジア太平洋地域における主要連合国との軍事協力を積極的に推し進める構えであることが挙げられるが、同紙は「米国は独製の潜水艦では中国の産業スパイから米国の技術を守る能力に欠けるとのではとかなり危ぶんでいる」書いている。テンダーの決定は今年中旬にも取られるものとみられている。