同戦略を作成したのは、NATO欧州連合軍のフィリップ・ブリードラブ最高司令官。ロシアは戦略の中で、「欧州における隣国の主権を尊重していない」、また特にシリアなど、ロシアがUSEUCOMの管轄外で行動しているとして、主要な脅威とされている。USEUCOMの戦略の中では、次のように述べられている‐
「ロシアは、様々な地域の我々の同盟国やパートナーに大きな挑戦を突きつけており、これはグローバルな反応が必要とされる世界的な問題だ」。
2012年の戦略では、ロシアは「潜在的パートナー」とされており、ロシアと「カギとなる関係」を構築することが可能だとされていたため、大きな変化が生じたと言える。
ロシアはEUCOMの戦略で、東と北からの脅威とされており、欧州にとって南からの脅威は、「ダーイシュ(IS、イスラム国)」だと考えられている。