イランには世界でも有数の天然ガス埋蔵国であるにもかかわらず、輸出に必要なインフラを有していない。これに関連してイランはいくつかの方策例を抱えている。
あるプロジェクトでは、液化天然ガスに関する作業の再開が見込まれている。液化天然ガスのプロジェクトは2012年の国際制裁発動まではその40%が完了していた。
プロジェクトの完成にはあと3-4年は有される。別のプロジェクトはすでに液化天然ガスの生産施設があるオマーンに向けてガスパイプラインを敷設するというもの。このほか、イラン国営石油会社は欧州のパートナーらと浮遊式の液化天然ガスターミナルの建設についての交渉を行っている。
ウォールストリート・ジャーナル紙は、イランは長期的には最高で年間300億立方メートルのガスを欧州へ輸出したいと望んでいると報じている。