調べによれば、乱闘の原因は、ある職員が、お菓子を買ってほしいという請願を拒否したこと。憤慨した未成年が同調者を20人ほど集め、職員を攻撃しようとした。
23時15分ごろ、職員はバリケードを築いて立てこもることを余儀なくされ、警察を呼んだ。スウェーデンのタブロイド紙「アフトンブラデット」が報じた。この間未成年らはガラスを割るなど「したい放題だった」。
一部の未成年を別の施設に収容し、事態の鎮静化がはかられている。
昨年スウェーデンにはシリアやイラク、アフガニスタンから16万3000人の難民が押し寄せた。うち3万5000人が両親なき未成年である。なお、スウェーデンの人口は980万人。
身分証を所持する移民は全体の2割ほど。若い難民申請者が年齢を詐称することもよくあるという。未成年のほうが居住権を得やすいためである。