先にスウェーデン軍の高官は、自国の安全保障にとって潜在的脅威となる国のリストにロシアを含めたが、スウェーデン議会国防問題委員会の委員長も、そうした見方に同意した。
しかしスウェーデン人達は、軍人達のこのような警告に懐疑的だ。トランスナショナル平和未来研究財団のヤン・オベルグ事務局長は、TV「ロシア・トゥディ」のインタビューに応じた中で「スウェーデン政府は、市民の間に不安な気分を炊きつけようとしている」と指摘し、次のように続けたー
「私自身、ほとんど逃げ出す用意があるくらいだ!これは、市民が穏やかに、多額の軍事予算を受け入れ、あるいはNATOへのスウェーデンの加盟を受け入れるように、市民を怯えさせる古典的な例に過ぎない。我々は、ここ20年間、秘密に統合を進めて行く彼らのやり方を見てきている。国の更なる軍事化を新たに正当化しようとする切実な要求がそこにある。」