マドゥーロ大統領は30日、ベネズエラ紙エル・ナシオナルに、もし原油価格の穏やかな上昇を確保できたならば、新たな原油価格の下落を防ぐことが可能となると述べた。
マドゥーロ大統領は、次のように語った-
「我々はOPEC加盟国と非加盟国の間ですでに合意に近づいているが、『近づいている』というのは、すでに達成されたということではない」。
マドゥーロ大統領の発言は、2月1日からスタートする同国のデルピノ石油相の各国歴訪の時期と重なった。デルピノ石油相は1日、ロシアの首都モスクワで、ロシアのノヴァク・エネルギー相と会談する。デルピノ氏は、ロシアの石油企業の代表者とも面会し、その後、カタール、イラン、イラク、サウジアラビアを訪れる予定。
マドゥーロ大統領は、もし全ての当事者が合意するならば、デルピノ石油相の各国歴訪を総括して、原油市場の回復に関する措置について合意するよう提案すると述べた。