ウリュカエフ経済発展相は、次のように強調したー
「ロシア経済が制裁に対抗して東へ方向転換していると述べるのは正しくない。我々はどこへも方向転換していない。
我々はただ発展のためのより強固な基盤を持つのを望んでいるだけだ。1本足よりも2本足で立った方が信頼性が高く、より安定する。そのため、これは単に不均衡の修正なのだ。
先ず第一のパートナーとして欧州との経済関係発展のためにこれまでのような選択が行われるのは明らかだ。
どこの経済が世界最大かという話になった時、中国は米国に挑戦状を突きつけているなどと言われ、そのようなことを話す人々は、世界最大の経済がEU(欧州連合)の経済であることを忘れている」。
またウリュカエフ経済発展相は、「最近ほぼ2年ぶりに(EU加盟国政府代表者たちとの)政府間コンタクトが再開したという事実」を喜ばしく思っていると指摘し、次のように語った―
「ロシアとEU間の貿易額は、この1年半から2年の間に激しく減少した。我々はこれを非常に残念に思っている。ロシアとEU間の貿易額は、37パーセント減少した。これは悲しい状況だ。しかし我々は、外国投資の大きな流入を目にしている。これはロシアが外国投資受け入れ額で世界第3位だったピーク時の2013年よりは明らかに少ない。だが、投資は流れ込んでおり、企業が設立されている」。