ロシアのガチロフ外務次官は、記者団に次のように述べた‐
「ロシアがシリアで軍事作戦を続けているというのを口実に交渉プロセスを頓挫させようとする彼ら(シリア反体制派の高等交渉委員会の代表団)の試みは、全く容認できないものである。なぜならこれ(シリアにおけるロシアの軍事作戦)は、シリアでテロの脅威と戦うものだからだ。そして、シリアの人道状況が悪化したため協議に参加できないという彼ら(高等交渉委員会)の2つ目の口実も、根拠薄弱だ。」
米国務省は先に、ジュネーブでの交渉中断は部分的にロシアによるシリアでの空爆が関係していると発表した。欧米は、ロシアがシリアでテロリストらの施設だけでなく、所謂「穏健派の反体制派組織」の拠点も空爆しているとして、ロシアを定期的に非難している。
ロシア国防省はこれらの主張について、根拠のないものだと指摘している。