特に、日本の主要な左翼過激派組織の一つ革労協(革命的労働者協会)は、機関紙の最新号の中で、今年の主な課題として「サミット粉砕」の必要性を挙げている。警察当局は、こうした脅迫行為を真剣に受け止めており、所謂「革命軍」とよばれる革労協の不法な武装集団が、その目的を遂行するため全力を尽くすものと警戒している。
最近では昨年4月「革命軍」は、神奈川県にある米軍座間キャンプに向け手製のロケット(飛翔弾)を発射した。また「革命軍」のメンバーは、東京の横田基地近くで起きた爆発事件についても、犯行声明を出している。なおこれら2つの事件では、負傷者は出ていない。
日本の警察当局は、伊勢志摩サミットの際、過激派は、米軍基地あるいは自衛隊の施設への攻撃を計画する可能性があると見ている。