トヨタ自動車は社内での決定は採られていたものの、その公式発表は3日、米国現地時間で午前9時に行なわれている。
「サイオン」の社員らはテキサス州にあるトヨタ本社の別の部署に回される。「サイオン」のブランドは2002年、若者層へのトヨタ自動車の人気向上を狙って作られた。「サイオン」が最大の売り上げを上げたのは2006年、販売台数17万5千台を確立した。ところが2015年、全米での販売台数は5万6167台に留まり、ブランドのランクも米国市場で展開の35社中の29位に転落。
ちなみに廃止直前の時点の「サイオン」のラインアップはiA (マツダ「テミオ」のOEM)、 xB (トヨタ・カローラルミオン)、 iM (トヨタ・オーリス)、 tC (トヨタ・アベンシスをベースとしたクーペ)、FR-S (トヨタ86)の5車種。