我々は欧州選手権の覇者3人を相手とするラジオ・スプートニクの独占インタビューをご用意した。初回は金メダリスト、16歳のアルメニア系ロシア選手、エヴゲニヤ・メドヴェージェワ選手だ。
スプートニク:あなたにとってフィギュアとは?
スプートニク:他の選手との関係はすばらしい、と言っていた。あなたがたは、ライバル同士なのか、友達同士なのか?
エヴゲニヤ・メドヴェージェワ選手:氷上では、競争ということからはどこにも逃れようがない。氷の外では、我々は、普通の全ての人と同じように、互いに交流し合い、SNSで連絡を取り合い、チャットでお喋りする。ワカバ(樋口新葉選手)とは連絡し合い、贈り物を交換し合う。サトコ(宮原知子選手)とはそれほど頻繁に連絡は取り合わないが、彼女も素晴らしい選手だし、非常に愛想のいい人だ。常に傍へ来てくれ、お祝いを言ってくれ、励ましてくれる。どうしてこういうことになったのか知らないが、私には日本の全てが気に入るのだ。食も、人も、全てあまりに可愛い、そう『カワイイ』のだ。
スプートニク:将来の計画は?
エヴゲニヤ・メドヴェージェワ選手:今年私は基幹国家試験(中等教育終了試験)を受けなければならないので、教師が毎日私のところに来ている。沢山勉強することになる。学校を終えた後は多分体育大学に進む。スポーツに取り組んでいる間は、他の単科大学には全く惹かれないから。もうスポーツを引退となったら、第二の教育を受けることを試みる。それはムハット(モスクワ芸術座)の養成所かも知れないし、デザイン大学かも知れない、まだ決めていない。私は絵を描くのが大好きだ。いつもうまくいくというわけではないが、努力している。絵を描くと、途方もない満足が得られるのだ。また、私は、クラシックからヘビーロックまで、実に様々な音楽を好んで聞く。
スプートニク:勉学と練習が時間の大半だと思うが、余暇はどのように過ごしている?
エヴゲニヤ・メドヴェージェワ選手:私は自分のことを、相当交際好きな人間だと思っている。友達と散歩し、インターネットもよくする。インスタグラムのフォロワー数を見ると時々思う、一体どこから?と。異常なほどの数字だ。肯定的な感情が表わされた写真、私の大好きな犬や、自分の絵を掲載するのが好きだ。大会の後は非常に沢山のお祝いが舞い込む。全員に返事することはとても覚束ない。でも、そうしたい。だから写真を掲載し、それに添えて、応援への感謝を記すのだ。もし日本に私のファンがいるなら、彼らにも深く感謝したい。