政治学者のヴィクトル・オレヴィチ氏は、テレビRTの取材に対し、こうした報道をコメントして「以前同様、いかなる信頼すべき証拠も示されないだろう。なぜなら、ああした非難は、ロシアに対する情報戦争の一部だからだ」と指摘し、次のように続けた-
「当然ながら、ああしたものは、ロシアに対する情報戦争の一部に過ぎない。中東に対するロシアの影響力を弱め、アラブやイスラム世界でのロシアの評判を貶めるための、ロシアを悪者に仕立てるキャンペーンだ。
米国とその同盟国は、中東地域で、2011年のシリアでの紛争の当初から、過激なイスラム主義者達を支援してきた。ケリー長官の発言は、ロシアの行動が、シリア国内不安定化を目指す自分達の活動に、損失を与えるのではないかという彼らの不安感を反映したものだ。」