テイラーCEOは、次のように指摘した―
「我々は、原油が急激に値上がりするとの根拠を目にしていない。価格は、1バレル=40ドルから60$の範囲で変動するだろう。こうした価格水準は、今後5年から10年続くと思う。」
こうした予想は、豊かなエネルギー資源国が、大体において原油価格が1バレル=10ドルから20ドルだった1986年から1999年以来の、極めて厳しい時期を体験する事を意味する。
ゆえに原油価格が、100ドル以上の水準に戻ることなど決してないことを、認めるべきだ。なぜなら、原油は市場であり余り、中国の経済発展のテンポは減速し、米国では所謂『シェール革命』が進むからだ。」