国務省と国際開発庁が、このしかるべき支出に関し挙げた金額は、国務省が組織したブリーフィングで、行政府の高官により伝えられた。
彼の説明によれば、こうした予算は、主に、ウクライナやグルジア、モルダビア(モルドワ)及び中央アジアのその他の国々に向けられるとの事だ。
ロイター通信の報道によれば、オバマ政権が提案した予算案の中では、全体として「ロシア抑止」に向けた支出が、これまでの4倍に増えている。また新年度予算案の中では、欧州における米国の軍事プレゼンスや同盟国の訓練に向けた支出は、昨年度の8億ドルから34億ドルに大幅に増やされる。
ロイター通信は又、米国行政府高官の発言を引用し、次のように指摘した―「新しい予算は、米国が、ロシアや中国といった世界の大国との新たな対立の時代に入りつつあり、またイランや北朝鮮といったより小さな国々からの脅威に対抗する時代に入ろうとしていることを示すものだ」。