土壌冷凍に関する作業は今年の3月末までに終わる予定だったが、あまり速く「永久凍土」層を創りすぎると原発敷地内に急激に汚染水がたまり、それが勢いよく土壌に吸い込まれていくおそれがある。現時点で汚染水は地中深くには逃げていかず、上層にとどまっている。
冷凍のための準備作業は9日までに終了している。
この計画に懐疑的な専門家も多い。アカデミー会員でもある「クルチャトフ研究所」のエヴゲーニイ・ヴェリホフ総裁は2014年6月、この計画について、「人工永久凍土を地下に創設しても特に効果はない」と述べている。チェルノブイリ原発では冷凍に特に効果は見られなかった、とのこと。