1月の貿易黒字は12月の補正値153億円に対し1194億円となり、2011年2月以来の高水準に上昇した。コンセンサス予測は既報の366億円という12月のレベルから616億円への上昇を予想している。
日本の輸出は金額換算で前月比0.6%増加したが、円安により、2015年1月に比べ12.9%減少(2009年以来最大の下げ幅)した。 1月の輸出量は12月の水準より2.2%高く、日本製品に対する需要がまだあり、日本経済を支える期待があることを示している。
しかし、昨年1月に比べ、中国への輸出は、規模において12.1%、金額において17.5%減少した。クレディ・スイスのアナリストによれば、日本の電子機器や電気機器に対する需要が中国などのアジア諸国で弱まっていることは、日本の対外貿易にとって最大の脅威の一つである。
また日本は13か月連続で輸入を減少させており、12月比では1.1%の減少となっている。