「私は死刑の廃止に関する国際的な合意に達するよう全世界の首脳の良心に訴えかける。そしてカトリック教徒である首脳に対しては『いつくしみの特別聖年』である今年に1つの死刑も執行されないように勇気をふるい、模範的態度を示すことを提案する。罪人でさえ生きることには不可侵の権利がある」法王フランシスコは恒例の日曜説教の「お告げの祈り」の席でこのように話した。
法王フランシスコがこう語るとバチカンのサン・ピエトロ広場に集まった信者らからは盛大な拍手が沸きあがった。
「そう、罪人にさえ命には不可侵の権利があるのです」法王は繰り返した。
法王フランシスコによって2015年12月8日から2016年11月20日の期間は「いつくしみの特別聖年」は定められている。