事務局長は、「私はEUと話し合いをしている。私はロシアと話をしている。私は中国人と話し合いをしている。私は米国を除くほぼ全ての国と話をしており、私は米国との対話を望んでいる」と述べた。
なおバドリ事務局長は米国との対話について、米国の反トラスト法に反するものとはならないはずだと指摘した。
エネルギー・インテリジェント・グループは、米国は2016年、原油の生産量を他のどの国よりも増加すると予測している。OPEC非加盟国の原油生産量総増加量の割合は60パーセントで、日量50万トン。そのため米国と合意した場合、原油の供給過剰が深刻化している市場を安定させることが可能となる。
一方で先にリア・ノーヴォスチ通信の米国法律分野の専門家たちは、米エネルギー省は民間生産者の原油生産水準に影響を与える法的根拠を持たないため、OPECとの対話は不可能だと指摘した。
米議会は12月、1975年から禁止されていた原油輸出を解禁した。