25の兆候のうち5つは強い痛みを示すもので、食生活が変わったり、明るい光を避けたり、うなり声やうめき声をあげたり、目を閉じたりしている時は、強い痛みを感じている可能性があるという。なお息が荒かったり、身震いしたり(あるいは悪寒)、歯ぎしりなどは、痛みの兆候ではないという。
学者たちは、2014年12月から2015年5月にかけて、猫の痛みの91の潜在的な兆候に関する専門家たちの評価を収集し、これに基づいて結論を導き出した。なお選ばれた25の兆候について、専門家の80パーセントが、ネコが痛みを感じている兆候として同意したという。
学者たちによると、ネコは深刻な体の不調を隠す傾向にある。学者たちは、今回の研究はネコが感じている痛みの度合いを識別することを可能とするため、ネコの飼い主や獣医師にとって有益なものとなると考えている。