情報機関によると、現在ブルガリアの首都ソフィアと同国の15の地域にある50店舗以上のガソリンスタンドで検査が行われている。
なお情報機関の代表者たちは、ブルガリアで販売されている燃料の生産に「ダーイシュ」が関与しているという説についてはコメントはしなかった。
密輸は、ロシアと米国の衛星写真によって確認されている。ディーゼル燃料とガソリンは、ブルガリア北東部のヴァルナと南東部ブルガスの港までタンカーによって運ばれた。文書によると、これらはギリシャの倉庫に貯蔵されていたEU内部供給向けの燃料として通過した。「労働」新聞によると、タンカーは、ギリシャとブルガリアの港へ入る前、黒海と地中海にあるトルコの7つの港に「不可解」な寄港を行った。まさに、これらのトルコの港で、「ダーイシュ」が生産した燃料の積み込みが行われているとみられている。
「労働」新聞は、密輸ガソリンは欧州の基準から約20-40パーセント、ディーゼル燃料は約35-70パーセント外れていると指摘している。
先にロシアは、トルコ指導部が「ダーイシュ」から原油を購入しているとして非難していた。