無償配布に参加する9つの地区のうち、現段階で割譲の具体的な面積を出しているのはハバロフスク地方のみ。発表によれば、このプロジェクトの受け付け可能な人数は92万6770人。
その他、プロジェクトの対象となる地域では地区の選定作業が行なわれている。沿海地方、ユダヤ自治州、アムール州では中国と国境を接する地区が、チュコトカ半島ではアナドゥイルスキー地区、マガダン州ではオホーツク海沿岸部で選定作業が進んでいる。
通称「極東1ヘクタール」法案は、ロシア国民に対し、極東に5年にわたって1ヘクタールの土地を無償で使用することを許可するもの。用途は住居建設でも農園経営でも企業活動でも構わないが、都市の近くではこうした活動は行なえない。土地は6年目からは借地または私有地として登録することができる。
この「極東1ヘクタール」法はテスト体制で2016年5月1日から発効する。