ストルテンベルグ事務総長は、CNNのインタビューに応じた中で「隣国を脅かしNATOを分裂させようとのロシア政府の幾多の試みにもかかわらず、我々はそれに、統一の強化で答え、自らの軍事的コンセプトを適応させている」と述べ、特に次のように指摘した―
「東部境界地帯でのNATO軍部隊の強化により、押しの強いロシアを抑えこむ事が出来た。
NATOは、シリアや地中海におけるロシア軍の強化を憂慮している。こうした動きに対抗するため、我々は、トルコや地中海東部地域での軍事プレゼンス拡大を余儀なくされた。」
こうした性格を持った声明を、西側の政治家達は度々口にしている。しかし、ここ最近NATOは、欧州での軍事的積極性を強めてきた。ロシア連邦軍のワレーリイ・ゲラシモフ参謀総長は「ロシアに対する非難はまさに、彼らが自分達の活動を活発化させるための口実に過ぎない」と指摘している。