それによれば「調査がいつ終わるか、その日付けを言う事はまだできないが、すでにオランダは、米国から、マレーシア航空機墜落事件について現存する情報のすべてを入手した」とのことだ。こうした発言は、昨日検察官が、遺族と会った際に明らかにしたものだ。
マレーシア航空機MH17便は、おととし2014年7月14日、ウクライナのドネツク州で墜落、乗客・乗員298名全員が亡くなった。
事故原因に関するオランダ安全保障会議の報告書は、昨年10月13日に公表された。捜査官らが出した結論によれば、旅客機は、地対空ミサイル・システム「ブーク」に撃墜されたとの事だった。しかし捜査官らは、「ブーク」があったのはどの勢力がコントロール下に置いていた地区なのか(ウクライナ政府軍なのかドンバスの義勇軍なのか)、一体どこから発射されたのかについては、答える事が出来なかった。