移民庁のコンスタンチン・ロモダノフスキイ長官は、RTのインタビューに、次のように答えた―
「欧州の困難が、ロシアでも状況を複雑化する可能性があると思っている。現在ロシアにおける移民状況がよく、欧州の問題が我々に直接影響を与えていないからと言って、安心はできない。
ロシアには、人道的な状況が悪化したウクライナから多くの難民が入ってきた時、それをうまく処理した経験がすでにある。
我々は、この問題を完全に処理した。亡くなった人達はいなかったし、飢餓もなかった。注意が向けられず、放っておかれた人もいなかった。
確かに我々は、難民に対し、受け入れ社会から孤立した自分達の自治区に残って無為な時間を過ごす可能性を与えるような途方もない金額の手当てをあげてはいない。我々は、そうした人々を、ロシア社会の通常のリズムや仕事そして学業、さらには言語環境に統合してゆくよう努力している。」