この調査結果は雑誌「経済統計概観」(The Review of Economics and Statistics)に発表された。その概要をデイリーメール紙が報じた。
パスカル氏が調査対象としたのはイタリア半島。イタリア半島では1503年、南部でユダヤ人共同体に対する締め付けが始まったため、ユダヤ人らは北部への移住を余儀なくされた。
パスカル氏は、経済活動でもっとも活発な役割を演じるユダヤ人が流出したことで、2つの地域のGDPに著しい開きが生じ、イタリア北部は南部に比べGDPが10%も上昇したと指摘している。