モルガン・スタンレーは、原油価格の上昇は2017年に始まると指摘している。モルガン・スタンレーによると、原油価格の上昇を妨げているのは景気減速や原油生産水準の高さで、「現在、原油価格は底値に達したようにみえるが、恐らく年内は低いまま維持され、2017年に上昇が始まるだろう」と指摘している。ロイター通信が報じた。
さらにモルガン・スタンレーは、たとえドル安が続いたとしても、原油価格が1バレル=45ドルの水準を超えるのは難しいとの見方を示しており、「2016年にこれ以上GDP成長率の加速を期待することはできず」、世界的な景気後退のリスクは30パーセントだと予測している。