イラン国営サナ通信によれば、ノヴァク・エネルギー相は、イランの首都テヘランでのザンガネ石油相との会談を総括し「イランは、市場安定化を目指す主要産油国による合意の枠内で、原油採掘を拡大するだろう」と伝え、次のように続けた―
「首相産油国は、互いにその努力を調整しなければならない。しかしイランは、制裁期間中、採掘を削減していた。そのため我々は、採掘量を増やし、世界市場における自分達の地位を回復したいとするイランの願いを完全に理解している。」
2月半ば、ロシアと、サウジアラビア、ベネズエラそしてカタールのOPEC(石油輸出機構)加盟3か国は、1月の水準で原油採掘量を凍結する事で合意した。その後、ノヴァク・エネルギー相は「この合意に、産油国15カ国を参加させる用意がある」と述べていた。