国際エネルギー機関(IEA)の統計によると、市場には毎日およそ190万バレルの「過剰」石油が出回っている。しかし実際のところ、この「過剰」原油のおよそ半分が、統計ミスの可能性があるという。
買い手が見つからない約77万バレルの原油が毎日貯蔵施設へ送られ、さらに30万バレルが石油パイプラインで毎日輸送されたり、港でタンカーに積み込まれている。
しかし、あと約80万バレルの原油が残っている。ウォール・ストリート・ジャーナルは、この約80万バレルの原油はいったいどこへいってしまったのか?との疑問を投げかけている。
ウォール・ストリート・ジャーナルのアナリストらによると、この約80万バレルの原油は、単に存在していない可能性があるという。その場合、原油市場は思ったよりもしっかりしている可能性がある。