コンピューター時代は1940年代にはじまったとされる。ザッカーバーグ氏によれば、この間、コンピューターは5回、世代交代を経験した。1965年、ムーアの法則が発見された。集積回路発明以後のコンピューター技術の指数関数的な成長を予言したものだ。
先に平井 一夫ソニーCEOも同様の見方を示していた。氏によれば、世界のスマートフォン産業は天井をついており、先は長くない。普通の携帯電話がスマートフォンにとってかわられてからメーカーは10年の長きにわたりこの状況にとどまっており、いずれのメーカーも本質的なイノベーションは起こせないでいる」。未来は次世代の機器が担う。が、それがどのようなものとなるかは誰も知らない。「誰もが実験を行なっており、一定の成功もおさめている。それでも革命的な解決は見出されていない」とソニーCEO。
革命的なガジェットの登場まであとどのくらいか。ロシア誌「エクスペルト」のダン・メドヴニコフ氏は次のように語る。
「根本的に新しい機器の登場まではあと20年あるという見方もある。いま情報通信技術において大きな技術革新の第二の波がきている。20年イノベーションが発展すれば「黄金時代」というものがくる。のち、20年後に新たな革命がくる。しかしこの3-7年の間に革命が起きると語る権威ある専門家らもいる。この10年のあいだに我々は新しいIT技術の証人となるだろう」
ガジェット革命でどのような新しいことが我々を待ち受けるのか。スマートTV?掌サイズのスマートフォン?充電しなくていい機器?技術は空前の速度で、全方向的に進んでいる。大事なことは、新機器が富裕層のおもちゃでなく、人々のためになることだ。