2015年総計で、世界の軍事支出は、1兆6700億ドルとなり、これは前年に比べ1%の増加となった。
世界で最も軍事支出が大きかったのは、やはり米国で、2015年の米国の軍事予算は5960億ドルだった。続く第2位は中国で2150億ドル、第3位はロシアを抑え、サウジアラビアが入り、その額は872億ドルだった。一方ロシアは4位に後退、軍事支出は664億ドルだった。
2006年から2015年までの10年間で、米国の軍事予算は4%減ったが、一方中国のそれは132%と、大幅に増えた。またサウジアラビアも97%、そしてロシアも91%と、それぞれ急激な増加を示している。