「世界経済の決定的力としてのOPECの時代は過ぎた」とアーギン氏。原油市場危機でOPECが統一戦線として機能することができないことが明らかになった。原油生産を凍結することができるかどうかは疑問だ、とヤーギン氏。
いま市場は、唯一の1980年代半ばにおける価格の下落とのみ比較することができるような最悪の原油価格の暴落に直面しているという。原油市場はまだ底に達しておらず、バランスは2016年の後半になってやっと成立する、とヤーギン氏。
ダニエル・ヤーギン氏は最高のエネルギー専門家の一人。1990年には、『石油の世紀』を発表、ピューリッツァー賞を受賞している。