今週中にも相互協定に調印される見通しだ。
協定の有効期限は10年とされており、この間米国はフィリピンの陸軍基地1カ所と空軍基地4カ所の都合5つの軍事基地で施設を新たに建設したり、すでに存在する施設を利用することができる。
米国側はフィリピンに4000万ドルを支払うことに合意している。
アナリストが指摘するように、米国が特に関心を寄せているのはパラワン島のアントニオ・バウティスタ空軍基地だ。この基地は南シナ海の紛争海域のすぐ近くに位置している。
ニューヨーク・タイムズは、中国がすでにこの協定に対して南シナ海の状況を「軍事化」するものだと否定的な見解を表明していると伝えた。