中国人民銀行は、人民元の対ドル基準値を1月7日以来の元安水準となる1ドル=6.4891元に設定した。なお13日の基準値は、6.4591元で、300元安となった。
ドルに対する人民元切り下げを背景に、専門家たちは、中国人民銀行が輸出を促進するために意図的に人民元を切り下げているのではないかとの見方を示している。
一方で中国の李首相、中国人民銀行の周総裁、その他の公人は、このような批判を繰り返し否定し、中国は自国通貨の意図的な切り下げに反対していると主張した。
中国の習国家主席は、米ワシントンでオバマ米大統領と会談し、同じく、輸出促進のために中国の通貨を意図的に切り下げることには反対だと述べた。