新聞報道によれば、エロー外相は、ロシアのラヴロフ外相との会談の中で、ウクライナ当局に対し、平和合意遂行に関し自ら負った義務について思い起こさせ、そうすることでウクライナ紛争開始から初めて、ロシア側に立った」。
エロー外相は、次のように述べた―
「キエフ政権は、改革を実施しなければならない。特に憲法に、ドンバスの特別な地位及び地方選挙の手続に関する変更を加える必要がある。我々は、今年半ばまでに、成果が出るよう期待している。」
このエロー外相の言葉には、ウクライナ当局に対する「明らかな警告」が含まれている。外相は、ミンスク合意の遂行プロセスを故意に引き伸ばしているとして、ウクライナ当局を非難した。
エロー外相の訪問まで、欧米諸国のほとんどすべては、和平プロセスが引き伸ばされているのはロシアに責任があると主張してきた。しかし今回エロー外相は、自ら負った義務を遂行するようウクライナ側に公然と求め、そうする事でロシア側のものの見方に賛意を示した。