1月〜3月における収益率はマイナス0.6%に達した。実質ベースでの第1四半期の収益性の低下は850億クローネ、または約104億ドル分に相当する。
同基金経営陣によれば、2016年の最初の2ヶ月間、「中国の景気減速懸念、元を取り巻く不確実性、エネルギー価格下落やデフレの脅威で」市場は不安定になっている。
西欧最大の産油国ノルウェーは原油価格下落に苦しんでいる。基金は2016年、1996年の設立以来はじめて政府向け支出を行い、その額は250億クローネ(31億ドル)に上った。原油価格下落を受け、さらに基金の株式価格が今年の初めから2860億クローネ下落。合計で、基金の株価は今年第1四半期、4000億クローネ(ほぼ500億ドル)減少した。