先日ロシアのラヴロフ外相と日本の岸田外相が会談、6日にはロ日首脳会談がソチで開催される。
これでクリル諸島に関する一般的な決定が取られることは考えにくいが、対話そのものが二国間協力を強化し、地域の安全保障情勢に影響を与える可能性はある、と同氏。
日本とロシアはすでに安保協力に前向きである。北朝鮮の第四の核実験後、日本はロシアに対し「北朝鮮の挑発」に対する反応における協調を呼びかけている。両国が北朝鮮に圧力をかけることを望んだ場合、さらなる歩み寄りもあり得る。
より長期的には両国協力が南シナ海を取り巻く状況に影響を与える可能性がある。日本は紛争への積極的関与を強めており、もしロシアとの対話を並列的に行うならば、それは中国の行動を緩和することにつながる可能性がある。
結論として著者は首脳会談を「慎重な楽観主義」をもって期待するよう提案している。